夏目漱石の吾輩は猫であるは英語版でも漱石の味がする

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夏目漱石

「吾輩は猫である」の英語版は読み応えがありすぎる

3行でまとめると・・・

夏目漱石の「吾輩は猫である」は文学の金字塔。これを英語版で読むと、漱石のウィットに富んだ文章が英訳されるので、文章は難しくなるが味わいが深くなる。

もくじ

文京区は文豪と縁が深い
文京区×夏目漱石
英語版「吾輩は猫である」を読む!
それでも「吾輩は猫である」を英語でよむ理由
まとめ

文京区は文豪と縁が深い

私たちAYM ENGLISHは、文京区を拠点とする英語塾です。
文京区といえば、多くの文豪と縁があることで知られています。
このシリーズでは、そんな文京区との繋がりが深い文豪の、
英語版作品を取り上げながら、あれこれ書いていきます。
今回の文豪は、夏目漱石です。

文京区×夏目漱石

夏目漱石と文京区は縁が深いことで知られています。実際彼の作品には、文京区の地名や名所が多く登場しますし、また彼自身も小石川のあたりにて下宿したことがあるそうです。
今回紹介する「吾輩は猫である」もご多分に漏れず、文京区を舞台としています。
現在でも「猫の家」であったり、ご主人が教鞭を執る学校のモデルもあったりするので、作品を読みながら散歩すると楽しそうですね。

英語版「吾輩は猫である」を読む!

「吾輩は猫である」。英語で言うと「I am a cat」ということで、「I」は「私」「僕」「吾輩」になるんですね、という好例として、紹介されることが多い作品です。

ところがこの作品、I am a catくらいで済めばいいのですが、読み進めるとあることに気がつきます。

文章構成が複雑で、そう簡単には読み進められないのです。

ご存知の通り、「吾輩は猫である」の主人公は名のない猫なので、猫の視点から物語が語られます。この猫がまた賢いのです。ヨーロッパ文学から哲学、近代日本の歴史にまで精通しています。とっても博識な猫なので、話しぶりもとても知的で、ユーモアに溢れています。

そんな彼が語り手となって人間世界の不思議や、ご主人たちの奇行(と猫には映る)を描いているわけですが、時折猫の独白や哲学的思考が混じってくるので、ただでさえややこしい話題が、なおさら難しくなってしまいます。

これは猫という人間ではない存在を語り手として、人間社会の不条理や滑稽さを、漱石ならではの描き出しているからこそのものとも言えます。この面白おかしさを、真の意味で理解できるようになるには、当時の社会情勢や文化、芸術など、さまざまな知識が必要となるでしょう。

それでも「吾輩は猫である」を英語でよむ理由

前の段で、英語版「吾輩は猫である」は難しいと散々書いてきました。そんなに難しいのなら、いっそのこと諦めて、素直に日本語版を読んだ方が、ずっと早いし、オリジナルの面白さを楽しめるというものです。それでは、どうしてそんな苦労をしてまで英語版を読むのか。

それはもちろん、第一義には英語の学習を挙げられます。難しい文法や普段使わないような単語に慣れ親しめば、かなりの英語力アップが期待できます。実際、センター試験などではお目にかからないような文章なので、これを読み、しっかり理解することで、長文をかなりスラスラ読めるようになるのではないでしょうか。

もう一つ、英語版を読む理由として挙げられるのが、日本文化の再発見に繋がるからです。これは日本版とあわせて読むことが前提としてありますが、英日両方を読むことで、日本語では理解できなかったことが、英語になることで理解できることもあります。また、英語版を読んでから日本語版を読むことで、漱石の文章の奥深さを改めて実感することが出来るのです。こうやって、日英両方を行き来すると、単なる文法の知識だけではなく、どういった文脈、場面でどういった言葉が使われるのか、どういったニュアンスを持っているのか、といった、教科書を読むだけでは得られない知識を、得ることが出来るのです。

こういったところにも、名作と呼ばれる作品を英語版で読む意義があるのです。

まとめ

今回は、夏目漱石の名作「吾輩は猫である」を紹介しました。

文京区には、まだまだたくさん縁深い文豪がたくさんいます。文京区に数多くある名所を訪れながら、彼らの作品に触れ、当時のことに思いを馳せる。なかなか高級な勉強方法だと、思いませんか。

AYM ENGLISHでは、生徒の力に合わせたさまざまな教材を使った多読勉強法を実践しています。ご興味のある方は、問い合わせフォームから、ご連絡ください。ちょっと多読に興味があるんだけど、といった簡単な質問でも、受け付けております。

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参考リンク:文京区役所HP

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学生の頃は「モテない・サエない・イケてない」隅っこが指定席の目立たない子どもだったが、英語と出会うことで人生が一変。アフリカでのボランティアやオーストラリア留学、世界一周などを敢行する。英検1級、TOEIC965点。専門は国際関係論。