100%の精読より 70%の多読 の方が英語力が伸びる!

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100%逐一訳すより70%理解して読み飛ばしたほうが英語力があがる!

70%の多読

コンテンツ
ここで話すこと
100%の理解でよむ精読
70%の理解で読む
判明!英語力を高める公式!
読みやすい本を選んで習慣としよう!
まとめ

ここで話すこと

英語を勉強するのに、当然必要となるのが、読書。教科書をいかに読み込み、単語を覚え、文法を理解するのが、英語力上達のための第一歩です。でも、だからといって文章をいちいち日本語に翻訳していては、時間だけがかかってしまいます。きっちり読み込んで100%理解してから進むより、思い切って70%程の理解度でどんどん進んでしまう多読のほうが、実は文章全体の理解、ひいては英語力の向上に繋がる、ということをご存知でしょうか?

100%の理解でよむ精読

まず、100%理解する方法で一文よんでみましょう。例えばこんな感じ。

例題:

I like to appreciate my comrade Toshi for bringing me the souvenir.

Iは私。likeは好き。ここのtoは補語かな。でもappreciateが続くからto不定詞か。my comradeとToshiは実は同一人物で、forはさっきのappreciateの補語になるのか。bringingは進行形、じゃなくて現在分詞。bring me the souvenirはgive+人+モノの順番だから、プレゼントを私に持ってくる。となると、for bringing me the souvenirでプレゼントを私に持ってきてくれて、となる。さっきのappreciateから続けると、プレゼントを私に持ってきてくれた同志トシに感謝する。appreciateはto不定詞だったから、to appreciate~で、感謝することが~となる。like to appreciate~だから、感謝するのが好き。I like to appreciate、となると、感謝するのが好き、ではなくて、感謝することがしたい、のほうが自然。ということで、頭からもう一度訳してくると、「私はプレゼントを持ってきてくれた同志であるトシに感謝したい」。

一文を訳すだけで、これだけのプロセスが必要となってしまいます。

こういった、精密な訳し方を精読とよびますが、この方法だと、当然ながら読む速度は遅くなってしまいます。

この読み方では、長文問題を解こうとしても、あっという間に時間切れになってしまいますし、ビジネスのシーンでも、一つのメールを送るだけで一日経ってしまいます。

70%の理解で読む

では、70%の理解度で読み進める多読とは、どういうことなのでしょうか。
70%の理解度で読み進める、というのは、文章全体の70%を理解する、という意味ですので、例え分からない単語や文法に出会っても、立ち止まらずに読み進める、その分多くの文章を読み込む、ということです。

ここで注意したいのが、「文章中に出てくる70%の単語を理解する」という意味ではない、ということです。例えば例題で挙げた文章は、11単語で構成していますが、70%の7単語だけを理解できても、意味が通じないかもしれません。また、例えこの一文で7単語しかわからなくても、前後の文章や文脈から、この文章の意味が推測できることもあります。ですので、70%の「単語の知識」ではない、あくまで「文章全体」の70%を理解する、ということだけ頭に入れておきましょう。

判明!英語力を高める公式!

さて、ここで一つの数式をご紹介します。古川昭夫著の「英語多読方~やさしい本で始めれば使える英語は必ず身につく」にて、著者の長年の多読指導から導き出された、英語力を高めるための公式です。

(読書量) × (理解度)4

この公式を、上で挙げた、100%理解の精読法と、70%理解の多読法を、比べてみましょう。仮に精読でよむ文章量を10,000語、多読でよむ文章量を50,000語とします。

(10,000語)×(1.0)4 = 10,000

(50,000語)×(0.7)4 = 12,005

おわかりでしょうか。70%の理解でも、その分5倍の量を読めば、結果として100%の精読よりも理解が高くなることがわかります。

ここで一つ疑問が出てきます。5倍の量!?大変じゃないの?と。

たしかに1時間で10,000語よむところを50,000語よむ!となると、かなり無理があります。しかし、10時間かけて50,000語よむ、と考えれば、ある程度余裕が出てくるはずです。

10時間かけて10,000語、つまり1時間に1,000語。
一方、10時間かけて50,000語、つまり1時間に5,000語。

例えば、Penguin ReaderのLevel 2に属する「The Wind in the Willows」は、8,000語です。一冊よむのに8時間かけるのと、1.5時間かけるのと、学習者としてのモチベーションはどちらが保ちやすいでしょうか。

精読のペースだと、1日1時間、1週間に3日この本をよむとしたら、8日間分、2週間と2日費やすことになります。

一方、多読の場合は、同じ日数勉強した場合でも、2日で読み終わってしまいます。

半月近くも同じ本を読み続けるより、次から次へと新しい本を読んだ方が、常に新鮮で、リフレッシュした気持ちで本と向き合えることになります。

仮に1時間5,000語が難しいとしたら、1時間3,000語で、その代わり80%の理解で読むようにしましょう。そうすると、

(3,000)×(0.8)4 = 12,288

これで、1時間5,000語のときとと同じような効果を得られることが分かります。

読みやすい本を選んで習慣としよう!

上記の数式から、100%の精読よりも70%もしくは80%の多読の方が効果があることがわかりました。後は、どうやって教材となる本を選ぶか、です。難しすぎてもちんぷんかんぷんだし、簡単すぎてはかえって勉強になりません。端的にいうと、以下のポイントを押さえるようにしましょう。

・辞書を引かなくても楽しめる本を選ぶ
・わからないところは飛ばしてよむ
・自分が面白いと思う本をよむ

以上のポイントを押さえて本を選ぶとよいです。選び方がわからない!おすすめの本を教えてほしい!という方はぜひAYM Englishまでお問い合わせを。

まとめ

今回のエントリーでお話したのは、以下の通り。

・100%の精読より70%の多読の方が英語力があがる!
・多読をすることで多くの本に触れることができる!
・読みやすい本を楽しみながらよもう!

文法文法と詰め込まないで、気軽に楽しみながら、多くの本を読む多読で、楽しみながら英語を読んだ方が、実は英語力はつく。あなたも、いかがですか?

参考文献:
英語多読法 優しい本で始めれば使える英語は必ず身につく 古川昭夫 小学館新書

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学生の頃は「モテない・サエない・イケてない」隅っこが指定席の目立たない子どもだったが、英語と出会うことで人生が一変。アフリカでのボランティアやオーストラリア留学、世界一周などを敢行する。英検1級、TOEIC965点。専門は国際関係論。