原型不定詞

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原型不定詞

もくじ
原型不定詞とは
原型不定詞の基本
どうして原型不定詞を使うのか
まとめ

原型不定詞とは

原型不定詞とは、文字通り不定詞が動詞の原型で使われることです。
知覚動詞や使役動詞のお供に使われることが大半です。
To不定詞を使うような場面で、あえて原型不定詞を置くことで、
To不定詞を使ったときとは違った意味を出す、というのが働きです。
どうして原型不定詞を使わなくてはいけないのか、一緒に考えてみようと思います。

原型不定詞の基本

原型不定詞を使うときは、以下の2つのパターンの時です。

知覚動詞を使うとき
使役動詞を使うとき

そのどちらのパターンでも、文章の基本形はこの形です。

主語 + 知覚動詞or使役動詞 + 目的語 + 原型不定詞.

普通の動詞の後に、原型不定詞、すなわち動詞の原型がくるのですね。
一つの文章に動詞が二つあると、どちらが本動詞か迷ってしまいそうですが、
よく目を凝らせば、その性質がはっきりわかってきます。

それぞれ見てみましょう。

知覚動詞とのパターン

知覚動詞とは、知覚、つまり感覚に関する動詞です。
見る(See)聞く(Hear)感じる(Feel)などがありますね。
この知覚動詞を文章のメインの動詞とするとき、
不定詞が原型不定詞となることがあります。
目的語が○○するのを見た、といった具合の意味になります。
例文を見てみましょう。
(原型不定詞は太字

I saw him run into the bathroom.
私は彼がトイレに駆け込むのを見た。

Brian heard his mother say “come back immediately.”
ブライアンは彼の母が早く帰って来いというのを聞いた。

They observe the machine operate smoothly.
彼らは機械が円滑に動くのを観察する。

使役動詞とのパターン

使役動詞とは、命令など、○○させる、という意味合いの動詞のことです。
Make、Let、Haveなどがあります。
メインの動詞が使役動詞でも、原型不定詞の使い方は変わりません。
例文を見てみましょう。
(原型不定詞は太字

The captain made me do the chore for the rest of the day.
隊長は私に一日中雑用をさせられた。

They do not let her stay inside the property.
彼らは彼女を施設内に留まらせない。

My mother have me remember the task.
母親は私に仕事を覚えさせる。

どの使役動詞も似たような意味合いですが、ニュアンスが微妙に違います。

Let – 許して~させる
Make – 強制して~させる
Have – 頼んで~させる
Help – 手伝って~させる

こればかりは反復練習で感覚を身につけるしかありません。
Letは許可Makeは強制・・・といったお題目で覚えるのではなく、
多読や映画を見ることで、感覚的に覚えるようにしましょう。

どうして原型不定詞を使うのか

原型不定詞の基本を見てきましたが、
ここで根本的な疑問と向き合ってみましょう。
どうして原型不定詞を使うのか?
なぜTo不定詞ではいけないのでしょうか。
それは例文を見てみれば、おのずと見えてきます。

To不定詞との住み分け

以下の例文を見てみましょう。

My father made me stay in the house.
My father made me to stay in the house.

「stay」が原型不定詞かTo不定詞か、それしか違いがない二文です。
これを和訳すると、こうなります。

My father made me stay in the house.
父は私を家に留まらせた。

My father made me to stay in the house.
父は家に留まるために私を作った(?)

不定詞がTo不定詞になると、途端に意味合いが変わってしまいます。
この文だと、To不定詞になることで、「○○のために」という副詞的用法に
なってしまっているのがわかります。
文中のmeがドラえもんかペッパー君でない限り、意味が通じない文章になってしまいますね。

このように、原型不定詞をTo不定詞に変えてしまうと、文章の意味が変わってしまいます。
原型不定詞かTo不定詞どちらを使うか迷ったときは、
それぞれを使った場合の文章を考えてみて、
文章の意味が通じるかどうか、検証してみるとよいでしょう。

まとめ

今回は原型不定詞を学びました。
使役動詞と知覚動詞のお供となる原型不定詞。
原型不定詞を使わないと、意味合いが大きく異なってしまうことがわかりました。
この文章的感覚は、反復練習によって身につけるのが、一番効果があります。
ぜひ多読で色々な文章に触れて、感覚を身に着けるようにしてください。

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学生の頃は「モテない・サエない・イケてない」隅っこが指定席の目立たない子どもだったが、英語と出会うことで人生が一変。アフリカでのボランティアやオーストラリア留学、世界一周などを敢行する。英検1級、TOEIC965点。専門は国際関係論。