文京区千石にあるお寺「一行院」さんで「覚えること」について聞いてきました。

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<千石にあるお寺一行院さんでお話しを伺いましたの画像

「覚える」ということについて英語以外の分野の方に聞いてみた。

単調な暗記作業はどう達成するか

単語や熟語、そして例文などを覚えるのはなかなか難しい。
どうして難しいかというと自分に関連のないと思える意味や文だからだ。

しかし、その難しさは何も英語に限った話ではない。歴史だってそうだし、古文にも当てはまる。
そして「お経」にも。

700選というかなり覚える難易度の高い(理由は量が多いから)例文集があるのだが、これをどうにかして生徒に覚えてもらう方法はないかなと現在模索している。
私自身は英語が好きだし、ある程度英語も勉強したのでそれほど覚えることは負担に感じないが、これを高校生に部分的にでも覚えてもらうのは大変だろうなと思う。
勉強以外でそうやって無味乾燥な文を覚える人っていないのだろうか。
そして、いるならその人たちはどうやって覚えているのだろうか。

お坊さんだ。お経だ。

私にとってあんなに意味のわからない文字列を暗唱するお坊さんのお経を覚える訓練はきっと英語学習にも役立つに違いない。
そんなことを思いつき、早速行動開始。

ということで、塾のある場所から白山通りを渡って坂を少し坂を登ったところにある「一行院」さんにお邪魔してきた。

お話をしてくれたのは住職の八木さん。

お経の覚え方は英語学習に役立つか

早速2つの質問を聞いてみた。

Q1. お坊さんはどのようにお経を覚えるんでしょうか。

yagi_san_imageA1. 私は小さいころから門前の小僧としてこの家(お寺)で過ごしていました。幼稚園ぐらいのときから親の読経を聞いているうちに自然と覚えてしまったのが実際です。
しかし、浄土真宗の本山である増上寺に毎年新しくお坊さんになろうとする青年僧、数名が入山しますが、彼らは朝、昼、夕の3回、3ヶ月くらいお経を聞き、後を追いかけながらお経を読むと覚えてしまいます。

Q2. 1日にどれくらいの頻度で繰り返すのでしょうか。

yagi_san_imageA2. 基本は1日1回30分程度、朝にお経を読みます。
現在、私の弟子でお坊さんになるために大学で勉強している学生さんがいます。その学生にお経を教えるときにも同じように朝の勤行をしました。学校もあるので土日に寺に来て、一緒にお経を読みました。それでも、2年もあれば一通りは暗唱できます。
しかし、最初は覚えることが多いので、入門の1週間は毎日来てもらって一緒に読むようにしました。同じことを継続することが上達のポイントで、それを現在でも大切にしています。

話題は他にもいろいろ

今回の八木さんとのお話しの機会では「お経を覚える」ということ以外にもたくさんのことを伺うことができた。
例えば
・お経でよく「南無阿弥陀仏」とか「南無妙法蓮華経」なんていうのは聞いたことがあるだろうが、先頭につく「南無」とは一体なんなのか
・懐石の語源の話
・雅楽の話
・乳粥を差し出したスジャータの話
などなど
本人は謙遜していらしたが、持っている幅広い知識に底が無いようで、聞いていてあっという間に時間が経ってしまった。
とても楽しい時間を過ごすことができた。

「南無」の部分だけ少し。

南無という文字はいかにも意味ありげに見えるがどうやら表音文字だそうだ。
つまり、聞こえた音に対して文字を当てはめたということだ。では何を聞いて「南無」とあったのだろうか。
それはナマス。正月に食べる大根と人参の料理ではない。
この「ナマス」はナマステ(ヒンドゥ語の「こんにちわ」にあたる語)。
ナマスは「敬う」を、テは「あなた」を意味する。
つまり、ナマステとはあなたを敬いますといっているのだ。
そして話を南無阿弥陀仏、南無妙法蓮華経に戻すと「阿弥陀仏を敬います」「妙法蓮華経を敬います」とみんな唱えているということになる。

なるほど、「南無」とはそういう意味だったのか。勉強になった。面白い。

まとめ

お経はただの暗記作業で得られるというよりも日々の繰り返しで自然と体に染みつくいわば、「体得する」と感じだった。
体得の仕方はいたって簡単。聞いて、真似して、繰り返す。まるで赤子が言葉を覚えるようだ。
これを継続することで、お経がそらで言えるようになるのだ。

この方法は全く同じやり方で英語にも活かすことができるはずだ。
学校の定期テストで良い点数を取る程度ならテスト一週間前にさっとポイントを押さえるだけでもなんとかなるが、実力試験ではそうはいかない。
高校受験や大学受験、TOEIC,TOEFLなど各種実力試験で確実に成績を上げていくためには「音読」「多読」はやはりポイントになる。

そして今回一行院さんでお話しを伺い感じたことは「習慣化の大切さ」であり、その習慣化をサポートするのが講師の腕の見せ所だなと感じた。
今回の機会で学んだことをぜひ今後のAYM Englishの授業プログラムに活かしていくので楽しみにしていただきたい。

一行院さんについて

今回突然の依頼の電話にも関わらずお話しを伺うことを快諾していただいた。
一行院は東京都文京区にある都営地下鉄三田線「千石駅」A2出口より徒歩5分のところにある浄土宗の寺院さん。
一行院さんのウェブサイトはこちらから

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AYM Englishの塾長 サイトの管理、運営も自身で行っている。 TOEICスコアは900点 大切にしている事は「やってみなければわからない!」精神で行動する事