music

Eminem Kids 歌詞 から学ぶ おもしろ英語表現

Pocket

prenotice
Eminem Kids 歌詞

Eminem Kids 歌詞 から学べるの!?

ヒップホップ界のレジェンドとして君臨するEminem。過激すぎる歌詞が注目を浴び、Eminem=問題児というイメージがずっと付きまとっていますが、彼の歌詞、その言葉選びと語彙力、彼のユニークすぎる世界観を綴る表現力は、当代随一と言って良いほどです。これでもうちょっとおキレイなテーマを歌ってくれれば、きっと音楽の教科書なんかに登場してもおかしくないと思うのですが、いかがでしょうか。
 
そんなEminemの歌の中に、「Kids」という歌があります。セカンドアルバム「The Marshall Mathers LP」のボーナストラックとして収録されたものです。曲の内容ですが、アメリカの人気アニメ「South Park」をパロディしたものなのですが、問題児Eminemが先生のキャラに扮し、なんと子どもたちにドラッグの危険性についてレクチャーするというものです。アンチドラッグがテーマ、なのですが、そこはEminem先生。ドラッグジャンキーの悲惨な末路をユーモアたっぷりに、でもグロテスクに、子どもたちに説いていきます。
 
今回は、そんなEminemの「Kids」を題材に、色々英語表現を掻い摘んで、勉強していこうと思います。ちょっとお下品な表現が出てくる歌なので、ある意味この歌を解説すること自体が挑戦的なのですが、行ってみましょう。

 

歌詞はこちら

Eminem Kids 歌詞 の おもしろ英語表現を学ぼう!

 

his twelve-year old brother looks up to him an awful lot

 
普通「awful」とは「悪い、ひどい」という否定的な意味ですが、ここでは逆説的に、「すごく」という意味で使われています。「a lot」は「たくさん」という意味ですが、これをさらに強くするために、「an awful lot」といっているわけですね。
 

Bob… wait in the parking lot for waitresses off the clock

 
「off the clock」で「(就業時刻が)終わる」という意味になります。「Bob waits for waitresses off the clock」で、「ボブはウェイトレスが仕事が終わるのを待っている」となります。ちなみに、逆に仕事が始まる時は「on the clock」ですね。
 

you don’t act like everyone else does

 
ここの「like」は「~のように」という意味で使われています。ここで注目したいのが、「everyone else does」となっていること。この「does」は直前の動詞、「act」を指しています。英語では繰り返して同じ単語を使う場合は、代名詞または代動詞を使う、というのが一般的です。Eminemもそれに習って、「You don’t act like everyone else acts」というところを、「You don’t act like everyone else does」と言っているのですね。
 

there’s really nothing else to say

 
これも極めて英語的な表現、というか日本語とは言い方が逆な表現ですね。
この文章を直訳すると、「言うべきことは無がある」となり、まったく意味が通じなくなってしまいます。これを整頓すると、「言うべきことはない」となります。
 
つまり、英語では「There is nothing」と肯定文となっているところが、日本語では「~はない」と、否定文となっているんですね。これは感覚的に覚えておくと、良いでしょう。
 

it’s the size of a peanut (Huh?) Speaking of peanuts, you know what else is bad for squirrels?

 
「size of a peanut」で、「ピーナッツくらいのサイズ」という意味です。ナニがピーナッツくらいのサイズなのかは解説しませんが、この後に続く「speaking of peanuts」という表現に注目しましょう。「Speaking of…」とは慣例表現で、「~といえば」と訳します。
 
これは、直前にピーナッツの話題をしていたから、「Speaking of peanuts」という表現が使えるわけです。日本語でも、「福山さんといえば、彼今度結婚するんだって」という具合に、普段から使いますよね。
 
そう、この「speaking of」という表現は、日常会話でものすごく使える表現なのです。私が普段使う英語表現トップ3には確実に入っています。ぜひ覚えて使いましょう。
 

it’ll attack every bone in your back

 
「every」は「それぞれの、個々の」という意味です。「every」の後には単数名詞が来るのがお約束になっているわけですが、これも日本語に訳すときに、ちょっと工夫が必要です。
 
この文章を直訳すると、「あなたの背中の個々の骨を攻撃します」となりますが、なんだかしっくりしませんね。「あなたの背中のすべての骨を攻撃します」と訳した方が、自然といえるでしょう。
 
では、「every」と「all」は一緒なのかというと、それもちょっと違います。これはニュアンス的なものでもあるのですが、「every」とすると、対象(=骨)全部の話をしているのだけれど、それぞれは全く一緒ではない(大きさなどに違いがある)ことを強調する感じがあります。一方、「all」とすると、対象に差異はなくて、その全部を指している感じです。
 
例えば、ケーキバイキングに行ったときに、「I want to eat every one of cakes」とすると、「私は(違った種類の)ケーキを全部食べたい」というニュアンスになり、「I want to eat all of cakes」というと、「私はケーキを全部一つ残らず食べたい」感じになります。
 

everyone in the apartment starts laughing at him

 
「everyone」が主語の場合、動詞は三人称になるので、「starts」となります。
 
「starts ~ing」で「○○し始める」となるので、ここでは「笑い始める」となります。
 

last but not least

 
これは「最後だけど最小ではない」つまり、「重要じゃないわけではない」つまり、「一番重要です」という意味です。ややこしいですね。プレゼンテーションや、誰かを自己紹介する時などに使える表現ですね。
 
個人的には、この表現を使うと、スピーチのかっこよさが5割り増しすると思ってます。
 

one of the most humongous problems among young people today is fungus

 
「若者の間で最も異常な問題の一つは菌類である」という意味ですね。ここで使われている表現はけっこう使えるものばかりなので、分解してみましょう。
 
「one of the most 形容詞 + 複数形名詞」= 最も○○なもののうちの一つ。名詞が複数形となるのに注意しましょう。
 
「among 複数形」 = ○○のなかで。基本的に、二つの間の場合は「between」を使いますが、三つ以上の場合は「among」を使います。
 
「one of … is」=この文章のBE動詞が掛かるのは「one」なので、三人称の「is」になります。主語節が「one of the problems」なので三人称を複数形(are)にしたくなりますが、ここは我慢して「is」を使いましょう。
 

sometimes you see things that aren’t there

 
この文章は二つの文がくっついているので、分解します。
 
Sometimes you see things.
Things are not there.
 
上の「things」が同じものなので、関係代名詞の「that」を使って、二つの文を繋いでいるのですね。
 

your mom and dad know (that) that‘s all that I’m good at

 
訳は「ママとパパは私が優れているのはそれ(ドラッグ)だけだと知っている。」
 
ここの文章も一見すると複雑ですね。分解しましょう。
 
Your mom and dad know (that) (ママとパパは知っている)
that is all (それが全部)
I am good at (it) (私が優れているのはそのことである)
 
このように三つの文章が「that」を使って繋がっているんですね。最初の「that」が省略されていることを見極めないと、混乱しやすいかもしれません。注意しましょう。
 

So don’t do drugs, and do exactly as I don’t

 

「do exactly as」で「○○と同じようにする」です。が、今回は「do as exactly as I don’t」となっています。これは実は「don’t do」というように「do」が省略されていて、「私がしないようにしろ」という、なんだかトンチみたいな表現になるんですね。
 

Eminemからも勉強はできる!

 

いかがでしょうか。お下品で過激なEminemの歌詞にも、中学高校生レベルの英語表現はたくさん登場することが分かったと思います。実は私自身も、高校時代にこの歌に出会い、英語をもっと勉強したいと思ったのを覚えています。また、こんなヒドい歌でも受け入れられ、大ヒットするアメリカ文化の懐の深さ(もしくはアホ加減)に深い感銘を受けたのも、この歌からでした。
 
好きこそ物の上手なれ。気に入ったものから、とことん追求してみる。いかがでしょうか。それが例えお下劣な歌詞でも。

 
もっとEminemの歌詞とかで勉強したい!という方は下のリンクからお問い合わせください。

Pocket

少人数だからできる生徒の興味関心に合わせた英語指導!高校入試から英検、TEAP、GTECなど各種英語試験まで英語学習を全面サポートする川口市にある英語塾です。