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「会社が英語になったら」を読んでみたよ

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「会社が英語になったら」を読んでみたよ

「とつぜん会社が英語になったら・・・「まっとうな英語」のすすめ」というのが正式な書籍のタイトルです。読んでみました。全体的な流れは最初にほうは会社で英語ができるやつが会議をリードしてきた。どうする?どうする?という話からTOEICとTOEFLって何が違うのどんな力を測定しているの?という話題へ。そこから先は英語がもつ明快さ、そして文化の解説が行われていました。内容的にはそこそこ英語勉強をしている人向けなのかなという感じ。「よし!これから英語の勉強するぞ!」という人が読む本ではない。

TOEICとTOEFLの違いは確かに

この本の中にはたくさん感心する記述がありました。そのなかの一つはTOEICとTOEFLの違いについてです。
2005年のTOEICの受験者数の65%が日本人で12%が韓国人。のこり23%のうちもっとも受験者数が多いのは先の2国を除くアジアの国、そしてヨーロッパという順番だそうです。一方でTOEFLは実施国は130カ国以上あるそうです。そして問題の質もかなり異なり、TOEICは「事実認識力」を問います。一方TOEFLは「推理力」を問いてきます。
なるほどねぇ。確かにそうだよねと感心する部分もあるのですが、ちょっと嫌だなと思うのはTOEICでは受験者の何%が日本人でといった「国籍割合」で説明したのにTOEFLh「実施国数」で130カ国との紹介。65%の受験者は日本人だけどTOEICも130カ国以上で「実施」しているかもしれないし、その逆に130カ国で実施されているTOEFLも65%は日本人かもしれない。つまり僕がいいたのは比較をするなら同じ土俵じゃないと比較にならないでしょ。本を読んだらTOEFLのほうが世界的に利用されているテストでTOEICはグローバルなテストだと思っていたけど実は受験してるの日本人と韓国人だけですよと取れてしまう気がする。(実際そうかもしれないけれど。)内容的に面白い本なのでこういうところがすごく気になりました。

英語「を」学ぶことよりも英語「で」学ぶことに価値がある

書籍の中盤から終盤にかけては「まっというな」英語を使う人たちの言葉とその言葉を支える文化的背景に焦点が移行していきます。
「自分のthisと相手のthatをぶつけて和のitを生み出す」とかP115にあった国際会議の出来事での「反論は速やかに」という部分に出てくる詫状もすごい面白いしやっぱり文化が違うなぁと。海外留学のメリットは単に英語を学ぶだけではなく、そういった英語というロジカルな言語をベースに発達した文化の中で「思考の訓練」ができるということだなと留学の価値を改めて確認。

この本はTOEIC700点くらいを取得してこれからグローバルに己の力を発揮していくぞと気合を入れている人さらに英語的に思考する力を与える良い本かと思います。あと何気なく使っているというか考えている細かい文法的な差異の紹介はすごくためになりました。

最後に

これから日本の大学入試英語はTOEFLになったりすればいいのになと最後に感じたのでそれを書き留めておきます。

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