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中学から始まる英語勉強で「英語ができる大人」になる

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巷には幼児から始める英語教材がたくさんある。
先日私の自宅にも某大手教育系企業からサンプルDVDが届いた。
こういう素材を悪いとは思わないが、利用する保護者の方は子どもの英語力に対してどんなゴール設定をしているのか気になった。
どうして気になったのかというと私は日本語がしっかりわかり、日本語で考えられるようになってから、つまり中学生くらいから英語を始めても十分受験や社会人になって求められる英語力は身につくと思っているからである。
Let’s danceなんていう表現なんて中学1年になれば2秒で覚えられるではないか。本当にお金を払う必要はあるのだろうか。
そこで中学生くらいから始まる英語学習で事足りるのかを今回は元Googleの副社長の村上憲郎さんの著書を読む中で考えてみたい。

目次

1. 中学生以降からの英語学習で「英語ができる大人」に間に合うのかという疑問と不安は必要か
2. 元Googleの副社長の村上憲郎さんの著書を読んで中高生が実践すべきこと
2.1 本の全体として
2.2 読む力を高めるために
2.3 とにかく読む
2.4 単語を覚える
3. まとめ

1. 中学生以降からの英語学習で「英語ができる人」になるのに間に合うのかという疑問と不安は必要か

小さなお子さんに英語環境を与えようとしている多くの保護者の方はこの不安を抱えているのではないだろうか。
なにしろ、まだ多くの日本人が英語に対して苦手意識を持っているわけだから今までの学習方法で良いのだろうかと思うのは想像に難しくない。
そのような状況だからこそ、中学生よりも早く、もしかしたらまだよちよち歩きの子どもに英語を触れさせておけば英語を自然に使えるようになるのではないかと。
そこに専門家らしき人に0歳〜12歳くらいまでの臨界期(何カ国語でも吸収できると言われている時期)に英語は勉強したほうが良いなどと言われたらそういった教材を買ってしまうだろう。
そして子どもにそういった環境を提供してこなかった保護者の方も焦っているのかもしれない。
しかし、心配は無用である。中学生から英語学習を始めても十分に間に合うのだ。
では何をするべきなのかを元Googleの副社長の村上憲郎さんの著書である「村上式シンプル英語勉強法」を通して考えてみよう。
村上さんは30歳を過ぎてから英語に本格的に取り組んだ人で、早期英語教育を受けずとも高い英語力を獲得した人で中学生以降からの学習でも十分に間に合うことを体現してくれている人だ。

2. 元Googleの副社長の村上憲郎さんの著書を読んで中高生が実践すべきこと

ここでは現状、中高生が必要している読解力に焦点をあてて話をしていみたい。

2.1 書籍の全体の主張として

全体として、村上さんのこの本を通して言っていることは英語に関してはとにかく触れる量を増して取り組むことを言っている。
具体的には目標は300万語、しかし、初期の目標設定としては高すぎるので、100万語の設定を言っている。これは新宿にあるSEGさんで言われている量とも同じである。

2.2 読む力を高めるためにとにかく読む

とにかく読む。わからなくても読む。同じジャンルの本を数冊(本の中では5、6冊)読むと大きな変化を感じるようになると村上さんは書籍の中でいう。
これは間違いない。読めば読むほど英語を読むスピードは上がっていく。通ってくれている生徒は最初は70wpm(1分間に読み進められる単語数)程度であったが、とにかく英語に触れていく中でどんどんスピードは上がり、最終的には120wpm程度まで上がり、高校一年生でアメリカ留学を決めていた。
日本人が英語に苦手意識を持っているのは触れる量が少なすぎるのではないか。
例えば教科書に載っている語彙数を見てみよう
2007の資料を使っているので多少語彙数が現在のものと誤差があるかもしれないが、高校 1年生で使われていた教科書に記載されている語彙数は下記の通りだ。

高校1年生の教科書の総語彙数
LESSON 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 合計
Unicorn 343 238 565 675 554 578 714 688 631 692 1016 6694
CROWN 530 664 605 649 659 872 752 792 0 0 0 6395
PROGRESS 389 572 505 566 565 575 517 609 570 0 0 5587

参照:検定教科書 (外国語科 (英語))を通して見た中高問のギャップ  及川 賢 2007年

このように実践で使うレベルの人が目指す英文読書量に比べると学校教科書は年間で3冊の教科書平均で6225語。
つまり1月あたり518語。これは一週間に130語。これで週に3時間の英語の授業があると考えて1時間で43語。
試験前に何回か読んだりするだろうから、もちろんこれだけではないが、60分間に40単語程度読んだだけで英語ができるようになるとは想像しにくい。
できるようになった人たちは必ず大量の文に触れているはずだ。
この認識をもって英語学習に取り組み継続してゆけば必ず無駄なく、生涯使える英語力を獲得できるはずだ。

2.3 単語を覚える

単語に関してはとにかく毎日覚えるともなく全ての単語を「見る」というものだった。これは期間の問題を考えなければとてもよい自然な学習方法だ。
しかし、これを3年後に受験を控えているというのであれば、短期集中でがっしり単語力をつけてしまったほうがはやい。
わからない単語があってもがんがん読んでいくことは大切だが、あまりにもわからない単語があると読むことそのものが面白く無くなってしまう。
また、中学生に対して小学1年生向けの本では味気なさすぎる。そのため、単語はガツガツ覚えていったほうがよい。もちろん読書とは分離して。
同時にやるとこれはこれで読むのが非常に退屈になる。事前に単語をがっしり覚えてから読むと心地よく文章に触れることができる。

3. まとめ

先日柔道の講道館さんでインタビューした時に感じたように、英語に関しては勉強というよりはスポーツや武道に近いと思う。
ルールを学んだだけでは試合はできず、実際に試合をする中で試合での技を高めることができるのだ。
英語もまったく同じだということがこの100万語から読み取れる。文法や単語ばかりやっていてはルールマニアになっているだけだ。
ある程度文法を学習したらとにかく実践あるのみである。
そして文京区で活動する英語塾であるAYM Englishでも量を読むということを重視しているのは同じである。私たちは外国人とコミュニケーションを取る上で、何も英語のネイティブスピーカーのように話せる必要はないと考えている。
重要なことは価値のある話す内容を考える力とそれが十分に伝えられる英語力があればよいということだ。
この条件を満たすためにネイティブのように流暢に話せる必要はまったくないのだ。ただただ読み進める。これを中学1年生から6年間実践した時、あなたの英語力は大学受験で求められる英語などはるかに凌駕している。最後にこの書籍の著者である村上氏の英語での動画を見てみよう。われわれが目指す英語はどういう形をしているのかがわかっていただけると思う。

 

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